クレジット利用で貯まるのはマイルではなく三井住友カードのポイント

三井住友カードのワールドプレゼントポイントとは?

ANA VISA Suicaカード

ANAのマイレージサービスとは異なる、発行元となる三井住友カード独自のポイントシステムについて説明しよう。クレジットカードの利用金額に応じて付与されるのがワールドプレゼントポイントで、月々の利用額に応じて積算されていくものだ。1000円のクレジット利用で1ポイント積算が基本だが、効率良く貯めるには様々なコツがある。

 

ボーナスポイント、プレミアムポイント加盟店を上手く活用しよう

その大きな特徴のひとつが、V1、V2、V3という3つのボーナスステージの存在だ。ステージの設定は前年度(2月~翌年1月)のカード利用額によって決定される。V1は前年度の利用額が50万円以上100万円未満の場合、V2は同100万円以上300万円未満の場合、V3は同300万円以上の場合となっており、当年度のステージとカード利用額に応じて、翌年度のステージが決定する仕組みとなっている。

それぞれのステージではボーナスポイントが用意されている。V1は50万円で50ポイント、以降10万円ごとに10ポイント、V2は50万円で75ポイント、以降10万円ごとに15ポイント、V3は50万円で150ポイント、以降10万円ごとに30ポイントが積算されるというもの。つまり、カードを使えば使うほどポイントが積算されるシステムを採っているのだ。

また、三井住友カードが運営するネットショッピングモール「ポイントUPモール」を経由してネットショッピングをすると、ポイントが通常の2倍から最大で20倍もの積算になったり、“Premium Point ×10”というステッカーが貼ってあるプレミアムポイント加盟店でカード利用すると、通常の10倍のポイントが積算されたり。また、電子マネー・iDの利用分はクレジット利用分と合算して計算されるため、例えばコンビニでの支払いをiDで統一するようにすれば、「気づけば結構なポイントが貯まっていた」ということも考えられるのだ。

移行単位、そして方法は利用額によって決めるのがお得!?

ANAカードには、ワールドプレゼントポイントからマイルへの移行単位によって2つのコースがある。「10マイルコース」では1ポイント=10マイル、「5マイルコース」では1ポイント=5マイルとなっており、移行下限は1ポイントで上限はなし、というのが決まりになっている。当然、「10マイルコース」の方がお得感があるが、年間移行手数料が6300円かかるという違いを考えると(「5マイルコース」は手数料無料)、毎年のカード利用額がどれくらいになるのかを予測してコースを選択した方が良いだろう。

移行コースには、毎月自動的にANAマイレージクラブの口座にポイントを移行する「自動移行」と、三井住友カードに申し込むことによって、指定したポイント数をANAマイレージクラブの口座に移行する「都度移行」がある。例えば「10マイルコース」で「自動移行」を選択してしまうと、毎年、移行手数料がかかってしまうので決してお得とは言えない。ワールドプレゼントポイントは有効期限が2年となっているので、「都度移行」を選択して2年ごとにポイントをマイルに移行するというのが賢明だ。

 

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