プレミアムポイントの貯め方

プレミアムポイントはフライトでしか貯められない

一般的なマイレージプログラムでは、マイルを貯めれば貯めるほど、そのマイルを使って様々なサービスを受けられるようになっている。と同時に、そもそもマイルを貯めやすいように、積算率やボーナスマイルなどの違いを“ステイタス”として設定している。ANAマイレージクラブであれば、それがANAプレミアムメンバーステイタスということになる。

ANAプレミアムメンバーのステイタスを獲得するためには、ANAプレミアムポイントを貯めることが必須だが、このポイントはショッピングやレジャーなどでは貯めることができない。では、どうやって貯めるかというと、フライト、つまり飛行機に乗るしか方法がないのである。「ANA(またはANAグループ便)をご利用いただいたお客さまに、もっと上質なサービスを提供します」というのが、ANAプレミアムメンバーの本質ということになる。

プレミアムポイントの算出方法は以下の通りだが、2013年から路線倍率が変更になっているので注意して欲しい。

プレミアムポイント=区間基本マイル×クラス・運賃倍率×路線倍率+ボーナスポイント

国内線利用時の路線倍率が2倍なのは従来通りで、変更になったのは国際線。欧米・ハワイ路線は1倍で変更はないが、以前は中国路線のみだったがアジア路線までが1.5倍となり、よりポイントを貯めやすくなったのはユーザーにとって嬉しい改善点だろう。

飛距離の長い国際線でこそプレミアムポイントは貯めやすい

では、この計算式を使って、東京から大阪までのフライトで貯められるANAプレミアムポイントを計算してみよう。今回は、ごく一般的な例として、通常のカード、座席は普通、まだANAプレミアムメンバーのステイタスを獲得していないものとする。

280マイル(フライトマイル)×2(プレミアムポイント換算率)+400ポイント(搭乗ポイント)=960ポイント

<属性>
出発地→東京
到着地→大阪
座席クラス→普通席
カード種別→AMC会員
利用運賃→大人普通運賃(運賃1・100%)

当然だが、国内線のため区間基本マイルが少なく、貯められるポイントも少ない。しかし、これが国際線となると、話が一変する。いずれも東京発着の場合、ソウル便なら1537ポイント、ロンドン便なら6620ポイント、ニューヨーク便なら7137ポイントも貯められるのだ。これらはいずれも片道で貯められるポイントで、往復ならその倍、またどこか他の国に寄れば、さらに貯められることになる。

貯まったマイルを使って効率よくANAプレミアムポイントを貯めるには

ANAプレミアムポイントを貯めるためにANA便を利用すれば当然、マイルが貯まることになる。そのマイルを使ってさらにANAプレミアムポイントを貯めようとするならば、ひとまずANAスカイコインに交換する必要がある。というのも、マイルを特典航空券に交換してのフライトでは、マイルはもちろんのことプレミアムポイントも積算されず、ANAスカイコインを使って購入した航空券でのフライトに限って所定のフライトマイル・プレミアムポイントが積算されるシステムになっているからだ。

ちなみに、マイルからANAスカイコインへの交換率は以下の通り。

ANAマイレージクラブ会員=12000マイル→15000コイン
ANAカード会員、ANAマイレージクラブモバイルプラス会員=3000マイル→3000コイン


貯めたマイルは特典航空券と交換するのが交換率が良いのは確かだが、「プレミアムポイントを貯める」という目的があるのなら、ANAスカイコインと交換するのが得策だと言えるだろう。

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