スターアライアンスとは

全世界の有力な航空会社が加盟するスターアライアンスの中核を担うANA

ANAが加盟しているエアライン・アライアンスが、1997年に世界で初めて設立された「スターアライアンス」。加盟航空会社の27、そして加盟航空会社による就航国は190カ国以上、就航している空港は1300以上、1日当たりの便数は2万1000便を超えるなど、世界最大のアライアンスにあって、設立の2年後から加盟したANAは中核的な役割を担っている。

2013年4月現在、スターアライアンスに加盟しているのは、アドリア航空、エーゲ航空、エア・カナダ、エアチャイナ、ニュージーランド航空、ANA、アシアナ航空、オーストリア航空、アビアンカ-タカ航空、ブルーワン航空、ブリュッセル航空、コパ航空、クロアチア航空、エジプト航空、エチオピア航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンガポール航空、南アフリカ航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAM航空、TAPポルトガル航空、タイ・エアウェイズ・インターナショナル、トルコ航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズの27社。JALが加盟しているワンワールドが北米や北アジアで強いと言われているのに対して、スターアライアンスは全世界で展開されている点、そして各地域で最も有力な航空会社が加盟している点が最大の特徴だ。

スターアライアンスでは、「Move under one Roof(ひとつ屋根の下に集結)」という命題を掲げ、アライアンス加盟航空会社のターミナル機能を共用化することで、乗継時間の短縮といった利便性を向上させるなど、アライアンスを組んでいることのメリットを最大限に活かせるような取り組みに注力している。成田国際空港では第1旅客ターミナル南ウイングにスターアライアンス加盟航空会社が結集。つまり、ここに世界の航空会社の機能が集まっていると言え、日々、利用者で賑わっている。

マイレージサービスも加盟航空会社で共有

ANAは確かに、JALに比べれば国際線に弱いと言えるが、これは自社便だけに限った話。スターアライアンスに加盟している以上、このデメリットはさほど重要視しなくても良いだろう。というのも、スターアライアンス加盟航空会社がコードシェア便という形で業務提携を行なっているからだ。

コードシェア便とは、自社の飛行機に他社の航空会社の名前をつけて運行するもの。つまり、ANAが就航していない地域では、他のスターアライアンス加盟航空会社がANAの名前を付けて運行しているということだ。これによって、予約や乗り継ぎが便利になったり、共同チェックイン機を使って搭乗手続きができたりと、大きな利便性が生まれている。他にも、航空チケットの発行や共同運航、空港ラウンジの共有などがあるが、何と言っても大きなメリットが、マイレージサービス面での提携だろう。

アライアンス加盟航空会社同士では、マイルの相互加算や特典の相互利用が可能になっているのだ。また、共通したステイタスが設けられており、それぞれに合ったサービスを受けられるのも特徴だ。

マイレージサービスのステイタスは2つ

スターアライアンスのマイレージサービスは、ゴールドとシルバーという2つのステイタスにわけられており、これはANA独自のマイレージサービスである「ANAマイレージクラブ」と関連付けられている。ANAマイレージクラブで「ダイヤモンド」「プラチナ」のステイタスであれば、スターアライアンスでは「ゴールド」に、同様に「ブロンズ」が「シルバー」に設定されることになる。

それぞれで受けられる主なサービスは以下の通りだ。

  ゴールド シルバー
受けられる
サービス

・空港での優先チェックイン
・空港ラウンジのアクセス
・優先搭乗
・手荷物許容量の追加
・手荷物の優先お取り扱い
・予約時の空席待ちの優先
・空港での空席待ちの優先

・予約時の空席待ちの優先
・空港での空席待ちの優先

ゴールド会員ともなれば、会員専用の搭乗手続きエリアを利用でき、さらにスピーディーでストレスフリーなフライトを楽しめる。また、決して公表はされないが、折につけ上級会員を対象にしたキャンペーンも行われているので、例えばビジネスで海外へ行くことが多いユーザーなどは、ゴールド会員を目指してマイル積算に励むのも良いだろう。

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