ANAカードとしてのサービス

入会&継続ボーナスは“陸マイラー”にとって大きなメリット

ANA VISA Suicaカード

まず最初に、ANA VISA Suicaカードは三井住友VISAカードが発行しているクレジットカードになるため、申し込みは同社に、ということになる。年会費が2100円かかるが、入会・継続ボーナスとして1000マイルが付与される。1マイルは最低でも2円以上の価値があるため、実質的には年会費は無料と考えて良いだろう。JALカードSuicaでは、入会後、継続後の“搭乗”ボーナスとしてマイルが付与される点を考えると、これは嬉しいボーナス。飛行機に乗らなくてもマイルが付与されるというのは、いわゆる“陸マイラー”にとっては大きなメリットと言えよう。

搭乗時には、区間基本マイルの10%が加算されるが、これはANAグループ便だけに適用されるボーナス。入会・継続ボーナスのように無条件で付与されるものではなく、他社運航によるANAコードシェア便は対象外になるなど細かな規定があるため、事前に確認しておくと良いだろう。

付帯の保険は“自動付帯”で安心

海外での利用も考えられてのVISAとの提携とあって、当然、海外旅行傷害保険も付帯している。「財布を盗まれた」「ホテルで物を壊してしまって損害賠償を求められている」など、海外では予期せぬトラブルに巻き込まれることがあるため、海外旅行保険が付帯しているだけでひと安心だ。さらにANA VISA Suicaカードでは、これが自動付帯、つまりカードを持っているだけで保険が有効になっている。カードを利用して初めて有効になる利用付帯とは違うため、それもまた安心の要素。普通カードのため補償額は1000万円までと高額ではないが、ないよりはあった方が当然、良いだろう。

国内旅行に関しては、航空保険が自動付帯している一方で、傷害保険はなし。簡単に言えば、ANA側のトラブルで死亡したり後遺障害が出たりした場合には補償されるが、旅先でのケガや病気、トラブルは補償されないということなのでご注意を。同時に、ショッピング保険も付いており、こちらは年間の補償額が100万円。海外での利用、および国内でのリボ払い・分割払い(3回以上)の利用だけが対象となっている。

電子マネーはiDとPiTaPaが標準装備

そもそも三井住友カードは、NTTドコモと共同で電子マネー・iDを手がけているため、ANA VISA SuicaカードにもiDが標準装備されている。楽天Edyに次いで加盟店が多いと言われているのがiDのため、その利用頻度、ユーティリティ性は高いと言えるだろう。ちなみに、携帯型のiDの利用も可能だが、ドコモユーザーに限られているのでご注意を。

iDに加え、交通系電子マネーのひとつPiTaPaも標準装備している。PiTaPaとは、関西圏において電車やバスなどの乗車券を購入できるだけでなく、阪急など主な百貨店で利用できるもの。PiTaPaは全国での相互利用ができるようになっているため(Suicaの項で説明)、全国の主要都市で交通機関を利用することができるという利便性がある。

iDとPiTaPaはともにポストペイ型、つまり後払い方式の電子マネー。月々に利用した分をクレジット払いするもので、1000円の利用につき1Pのワールドプレゼントポイントが積算されるようになっている。

楽天Edyはおさいふケータイへの登録で利用可能

現在、対応するショップ、そしてユーザーが最も多いのが楽天Edyだが、ANA VISA Suicaカードでは標準装備されていない。とはいえ、まったく使えないわけではなく、おさいふケータイに登録すれば使うことができるのでご安心を。200円=1マイルでマイルが貯まるシステムを採っているのは他のANAカードと同様なので、楽天Edyユーザーはこちらを利用すると良いだろう。

 

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